毎年々々暑さの新記録が出ている?ここ数年である。前にも書いたと思うが、遥か以前の
私の撮影は寒い冬を避けた春夏秋の3シーズンであり、そのためか結構長い冬休みをとって
ゐた。ところが10年近くも前に雪撮の魅力にハマってしまい、また寄る年波の所為もあろ
うか、炎天下で滝のように流れる汗をぬぐいつつの撮影が次第に億劫になって来た。ゆえに
最近では夏と冬が逆転し、専ら春秋冬の撮影となり夏場は結構長い休みをとってゐる。
とは言えやはりカメラを使わないのは寂しいもので「暑いんはイヤやけど、💡ピコーン そや、
北海道やったら涼しい中で撮影出来てエエやん。」そのときはほぼ毎日のようにクマ出没の
報道が飛び交ってゐることなど全く頭になかった。まぁ、その時点で全ての旅支度は終えて
ゐたので今更キャンセルもなぁ・・・と、なんの対策もなく旅立ってしまったのだ。
落ちもせず、ハイジャックにも遭わず🤪2時間足らずの飛行を終え無事に道内へ。空港前
でレンタカーを借り受け、1時間ほどで目的地に到着。「わぁ、凄いゴーストタウンやん。」
クルマを停め、撮影場所を選定していると赤色灯を回転させたパトカーが近づいて来る。
「うん?ワイ等なんも悪いことしてないぞ?」
降りてきたのは駐在所員であろう若い巡査部長だった。「こんにちは、こんな辺鄙な所で
何をしてるんですか?」まぁ、カメラを構えているとはいえ、我が怪しげな見てくれもあり、
とんでもない不審者に見えたことは間違いないだろう。これで職務質問もしなかったらそれ
こそ職務怠慢と言うものだ。
「何方から来られました?」
「兵庫県からです。」
「それは遠いところを。」(いや、ヒコーキで2時間足らず、別に遠いことないねんけどね)
月並な世間話のようなことを遣り取りするうち、件の警察官は「特に怪しい者ではない」
との判断だろうか、「クルマの中を見せろ。」とも言わず穏やかな笑顔で「それではお気を
つけて。」と去ろうとしたが、「あ、この辺り建物なんかは結構あると言えどほとんど無住
なので原野とおんなじなんですよ。クマなんかも結構ウロウロしてますので十分気をつけて
くださいね。」と最後に一言。げげっ!!?コレで数年前に聞いた「N氏のアノ話」を思い
出してしまった。実際あちこちで「熊出没注意」の立て札を見かけても同行者には不安を与
える訳にも行かず、努めて涼しい顔をして居たのだが実際は廃線跡の撮影等も含め最終日の
空港到着まで結構ヒヤヒヤだった。
私のような撮影はその内容もあり(クマ出没リスクの少ない)「都会のど真ん中で」と
言う訳にも行かない。(実はタマにあるんだけどね😝)「北海道の大自然の中に美女」は
永遠の課題でもあるのだが、その魅力とクマの脅威を天秤に掛けると・・・う~ん、撮影
中に喰われてしまうのもイヤだなぁ。
クマの代わりにこんな美女が出現😆(モデル:鈴木萌さん)
(7.9.28記)
o(;>△<)Oきゃあぁぁぁ~~っ!!クマ怖い
