ドッペルゲンガー!?

 八十八夜も過ぎたある初夏の夕暮れ、大阪駅の地下街で馴染のモデルさんと
遇った。女性二人で歩いて居たので(驚かせてやろうとW)後ろから声掛けを
すると・・・(あれ?全く同じ姿、同じ顔なのにお連れの方は結構お若い。妹
さんかな?)
 間もなく四十路を迎えようとするその方は、ボーイッシュな美しさと気品を
兼ね備え、我がお気に入りのモデルさんなのだ。そしてサラリと「あら、偶然
ですねぇ。紹介します。こちら(連れの女性を指して)私の10数年前の分身
なんですよ。」
 最初はなにかの冗談と思ったのだが、場の雰囲気で相手は至って真剣な様子
なのだ。「え゛ぇ~っっ!?そ、それってドッペルゲンガーの一種とちゃうん
かいな!?」もう何が何やら・・・??「初めまして(でエエんかな?初めて
でいつもお世話になってますって、おかしいやんな?もう何が何やらワカラン
がな。)何時もお世話になって居ります。」

(画像は「雑学ミステリー」様より拝借した)
 戸惑う、というか狼狽える私を他所に分身の女性は「初めまして、○○○○
(そのモデルさんの本名)と申します。10数年後の私が大変お世話になって
居ります。」と脳ミソが沸騰寸前の私に向かって丁寧に頭を下げられた。
「(初対面?で失礼極まりないが)そっ!!それじゃぁハタチの○○○○さん
を撮ってみたいです。と告げると若い分身の女性は「残念ですが貴方には全く
興味がありません。悪しからず。」との返答。なんじゃそれ? orz
 しかしよくよく考えてみると、これでは現在の○○○○さんに対して極めて
失礼な事を言ってしまったではないか!決してそのようには思っても居ないの
だが、ふと現在の○○○○さんを見やると、少し気分を害されたような様子で
「先を急ぎますのでまた後日食事でも。今日はこれで失礼します。」と連れの
分身を促し二人で雑踏の中へと消えて行った。
 う~ん、これはなんの暗示なのだろうか?不可解極まりないのだが、吉夢で
あって欲しいものだ。

(6.6.2記)

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