この広い世の中には犯罪者という者が一定数存在する。その犯罪発生を抑止し、また
犯罪者を捕縛して我々の平和と安全を護ってくれるのが警察であるということに誰もが
異論はないだろう。
何度目の雪撮だっただろう、春未だ浅い北海道の小さな街の外れで撮影していた私は
その真っ最中に結構な尿意を催した。年齢を重ね、増々小用の間隔が短くなり、極端な
ときは30分と持たない・・・こんな雪原の真ん中に公衆トイレなどあろうはずもなく、
え~い仕方ない、またいつもの「何処でもトイレ」(実は立ちション😝)をヤッてると
遠くから赤色灯を回転させたパトカーが静かに、それも威風堂々と近づいて来る。
「うん?なんじゃ、ワイなんも悪いことしてないぞ」と言っても立ちションはやはり
気が引ける・・・パトカーはほどなく放水中である私の真後ろに停止し、中から2人の
警察官が降りて来た。
「こんにちは、こんな所で何をして居るのですか?」腹の中で(チッ!メンドクサイ
な、見て判らんのかいや?立ちションしとるんやないけ)と言っては見たかったのだが、
警察相手に要らんこと言うと一々上げ足取られて藪蛇になることは長年の経験で理解は
してゐる。まぁ、無理に逆らってもなんの得にもならないだろうと此処は素直に「はい、
雪国の写真を撮って居るんです。」と応えると年配の警察官は意外そうな感じで「あぁ
日本の方でしたか。」との反応だった。「この近くにスキー場があるんですが、素行の
悪い外国(多分アノ国)人かと判断し職務質問させて貰いました。」なんじゃそれ!?
このワイがアノ国人に見えるのかよ!?
「別に怪しい者やおまへんで?」「なにか身分を証明出来るものはお持ちですか?」
なんや罪人扱いかいな、そらぁ怪しげなおっさんと若い女性が2人ずつの計4人が乗車。
穿った見方をすれば「人攫いと思われたかも?」と警察は此処まで普通に想定してゐる。
理解はしてゐるも、少しムカついたが此処は善良な市民?として協力してやるか。と
運転免許証を差し出すと、早速無線での問合せを始める。
実は警察協力者でもある私はこの辺りを結構理解してをり、斯様な場合は先ず逮捕歴、
前科を照会し、彼らはその結果により対応を決めてゐる。
照会を終えると其れまで罪人に向けてたゐたような警察官達の鋭い眼光が一転穏やか
となり、「大変失礼しました、お気をつけて。ただ、こんな場所での用足しは軽犯罪法
に抵触します。近くにはコンビニもあるのでそちらへ行ってください。」「(其処まで
間に合うか。漏れてまうわ)」と言いたかったのをガマンしてパトカーを見送った。
なんか仕掛けたションベンを途中で止めたような(実際そうだったがw)モヤモヤが
残ってしまった。職質などと言うものは受けて気分のイイことはないのだが、警察への
協力であると割り切らないとやってられない。そうだとしても素行の悪い外国人に見間
違えられたことが今だにムカついて仕方ない。
(8.3.14記)
ま~た職務質問かよ!?

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